Last update:2014/9/11
世の中には色があふれています。人間が識別できる色数は一説によると、数百万種とも
言われています。色は組み合わせ方によっては、見る人に心地よい印象を与えたり
不快感を与えたりします。インテリアに用いる色の場合、単に色同士の調和ではなく
この空間にいて心地よく感じられることが大切です。
色には、暖かさや寒さなど温度を感じさせる心理的効果があります。暖かさを感じさせる
色を「暖色」と言い、反対に寒さを感じさせる色を「寒色」と言います。
暖色と寒色では体感温度が3度も違うと言われています。その他、暖かくも寒くも
感じさせない色を「中性色」と言っています。
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暖色系 |
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寒色系 |
・飛び出て見える(圧迫感がある)
・膨張して見える
・時間の経過が遅く感じる |
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・後ろに下がって見える
・伸縮して見える
・時間の経過が早く感じる
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【ピンク】
幸福感のあるやさしいピンクは心身を和らげる効果があります。
女性ホルモンの働きが活発になるため若々しくなります。
【オレンジ】
太陽を思わせるオレンジは陽気さや活発さが表現できます。
食欲も高まり元気を与えてくれます。又、時間の経過を遅く感じさせます。
【アイボリー・イエロー系】
明るいアイボリーやイエロー系は、壁とよくなじみ部屋を広く感じさせます。
自然光に最も近い色といわれ希望、願望の表現色です。
【クリーム】
軽快な感じがするクリームは若者に人気があります。
食欲がわく暖色系なのでキッチンやダイニングにおすすめです。
【ベージュ】
ベージュはナチュラルカラーの代表でありインテリアのベーシックカラー。
心穏やかにくつろぎをイメージさせるので全ての空間で幅広く使えます。
【ブルー】
ブルーは爽やかなクールな印象、水色のように薄い綺麗な色は清潔感があります。
集中力を高めたり沈静的なムードが楽しめます。又、時間の経過を早く感じさせます。
【グリーン】
グリーンは疲れた身体を癒してくれるリラックス効果があります。。
読書やパソコンで疲れた目も休まるかも。ストレス解消にもおすすめです。
空間全体をカラフルな印象にする場合
楽しい感じの部屋を作るためには、空間全体をカラフルな印象になるようにまとめます。
ただし、色は3系統以内にして、窓の色とクッションの色をそろえるなど
色の氾濫に要注意しましょう。
品のいい部屋をつくるためには、空間全体を同系色でまとめるとよいでしょう。
その際、窓は淡く、ソファはやや暗めに、小物などはやや派手にというように
空間全体で濃淡の効果がでるようにしましょう。
窓にポイントを持ってくるためには、窓に派手な色を使い、窓以外の内装材や家具などは
おとなしい色にしておくことがポイント。窓だけが浮くようなら、花や小物に、窓と同じ色を
つけると馴染みやすいでしょう。
窓を目立たせず、空間全体に溶け込ませる場合は、壁の色と近い、淡い色を選びたい。
この際、アイボリーやベージュにしておくと、飽きがきにくく、また、淡い色は、部屋を
広く見せてくれる効果もあります。沈静的なムードが楽しめます。
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三宮の不動産
Last update:2024/4/25
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